胃カメラ(内視鏡検査)とバリウム検査は、どちらも胃の状態を確認するための検査ですが、方法や特徴に違いがあります。
胃カメラ検査とバリウム検査ってどう違うんですか?
1. 胃カメラ(内視鏡検査)
細長いチューブ状のカメラを口から食道を通して胃に挿入し、直接内部を観察します
特徴
胃の内部をリアルタイムで詳しく観察できるため、炎症や潰瘍、ポリープなどの詳細な情報を得られます。必要であれば、その場で組織を採取(生検)したり、簡単な処置が可能です。保険適用の場合もあります
検査中に軽い不快感を感じることがあるため、鎮静麻酔(セデーション)を使うこともあります。
2. バリウム検査(X線検査)
バリウムという造影剤を飲み、胃の内壁をX線で撮影します
特徴
X線(レントゲン)を使用して、胃や食道の形状や異常を確認します。胃カメラに比べて、侵襲性が低く、比較的簡単に受けられますが、詳細な内部の状態まではわかりにくいです
異常が見つかった場合は、追加で胃カメラを行うことが一般的です。
胃カメラの方が詳しく、リアルタイムで観察できますよ
デメリット
胃カメラはやや不快感があることが多い えづいたり、苦しい場合あり
バリウム検査は味が苦手だったり、便秘の方にはおすすめしません。便が出にくい方や、むせる方は、バリウムが気管に入り込んだり、バリウムが、腸に詰まる危険もあります
それぞれの検査には利点と欠点があるので、医師と相談しながら選ぶのが良いでしょう。
セデーション(鎮静麻酔)
は医療処置の際に患者の不安や痛みを軽減するために、薬剤を用いて意識を低下させる方法です。
完全に眠る全身麻酔とは異なり、意識がぼんやりしている状態や軽く眠っている状態にすることで、痛みや不快感を感じにくくします。
一日車の運転や、高所や危険な場所でのお仕事は控えましょう
患者は完全に意識を失うわけではなく、ぼんやりした状態になるか、浅い眠りに入ることが多いです。
胃カメラ(内視鏡検査)や大腸カメラなど、体に負担がかかる検査や処置時に使われることがあり、不安や恐怖、痛みを軽減する効果があります。
処置が終わると、薬の効果が切れて意識が戻りますが、一時的にぼーっとしたり、記憶があいまいになることがあります。
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